2025年9月22日にSTARGLOW(スターグロウ)の楽曲「Moonchaser」(ムーンチェイサー)のMVが公開。
この曲はSTARGLOWのプレビュー曲で、「THE LAST PIECE」の最終審査の課題曲でもあったことから、たくさんの注目が集まりまりました。
MVもメンバーたち一人ひとりのバックグラウンドを象徴したアイテムが登場。
今回は、STARGLOWの楽曲「Moonchaser」のMVについて、どんな意味が込められているのか考察してみました。
STARGLOW「Moonchaser」のMVを考察!
STARGLOW(スターグロウ)の楽曲「Moonchaser」(ムーンチェイサー)のMVに込められている意味を考察していきましょう。
- メンバーたちのバックグラウンドを象徴
- 暗いシーンは夢からまだ遠いことを示す
- パズルのピースは「ラスピ」を表す
- 無重力感でタイトルの「月」を意識
- OCHRESは劇中の架空のグループ
それでは一つずつ解説していきますね。
考察①メンバーたちのバックグラウンドを象徴
「Moonchaser」の冒頭のソロカットは、メンバーそれぞれのバックグラウンドを象徴しています。
1人ずつ紹介していきますね。
RUI(ルイ)

RUIのソロカットでは、2021年のチラシを持っています。
2021年は、RUIさんにとって特別な意味を持つ数字。
RUIさんが参加し、最終審査目前で脱落してしまったオーディション「THE FIRST」の開催された年です。

RUIの夢を追う物語は
ここから始まったんだよ
チラシにはOCHRES(オーカーズ)とあります。
この部分は後ほど考察していくことにしましょう。


曲の終りの方には、「THE FIRST」時代のRUIさんも登場。
過去からの努力の結果、夢にぐんと近づいたんだという説得力があります。
昔からRUIを応援するファンへのサービスでもありますね。
TAIKI(タイキ)


TAIKIさんのソロカットでは、床にコードが這っていましたね。
動画の雰囲気が暗いので見えにくかったのですが、どうやらマイクのコードのようです。
TAIKIさんは4歳の頃からラップのスキルを磨き続けてきたというバックグラウンドがあります。
これまでの努力を表したTAIKIさんらしいシーンでしたね。


曲の終りの方では「THE FIRST」時代のTAIKIさんも出演。
RUIさんと同じくBMSGの最初のオーディションである「THE FIRST」で脱落してしまったところから、こうして諦めずに夢を追い続けてきた姿に感動を誘います。
KANON(カノン)


KANONさんのソロカットでは、たくさんの冊子に囲まれたKANONさんがいました。
よく見ると台本のようです。



KANONは昔
役者を目指していたんだって
2021年に「THE FIRST」を見て衝撃を受け、本格的にアーティストを目指すようになっただそうです。
2022年には「MISSION×2」に参加し最終審査まで進みましたが、メンバーに選ばれることはありませんでした。
「Moonchaser」のソロカットでは、俳優を目指していた過去を表しているのだと思います。


2022年に「MISSION×2」に参加した時のKANONさんの映像も、バックで流れていましたね。



あの頃があったから今があるんだね
GOICHI(ゴイチ)


GOICHIさんのソロカットには、モップやバケツなどが一緒にありました。
実はGOICHIさん、デビュー前は小学生からお世話になっているダンススタジオを週3で朝9時から掃除していたそうです。
- 鏡拭き上げ
- トイレ掃除
- 階段掃除
など、とても丁寧に掃除していたんだとか。


スタジオに敬意を払ってから練習すると言っていましたが、考え方がとても素敵ですね。
そんなGOICHIさんの誠実な人柄を「Moonchaser」のワンシーンに取り入れたところが最高だと思いました。
ADAM(アダム)


ADAMさんのソロカットは、少し見えにくいですが、隣にサッカーボールが並んでいます。
STARGLOWの公式Instagramではもう少し分かりやすいカットがありました↓



ADAMとサッカーってどんな関係があるの?
実はADAMさんは、趣味がサッカー観戦。
2枚目にスクロールするとプロフィールを詳しく見ることができます↓



もしかしたらサッカー経験者なのかな?
もしかしたら学生時代にサッカー部だったのかもしれませんね。
芸能界に挑戦する前は、サッカーをやっていた可能性も。
ちなみに小さいころの夢はパイロット。



サッカー選手じゃないのか!
以上がメンバー一人ずつのソロカットの考察でした。
次はMV全体の暗い雰囲気について考察を進めていきましょう。
考察②暗いシーンは夢からまだ遠いことを示す


「Moonchaser」の冒頭での全体的に暗いシーンは、メンバーそれぞれが「夢」からまだ遠いことを示していると思います。
不可能な夢を追いかける道中で、時にふさぎ込んだり、絶望したり、未来が描けなくて落ち込んでいる心情を描いているのではないでしょうか。
メンバーそれぞれをかすかに照らす一筋の光は、そんな絶望の中でも追いかけたいと思っている「夢」だと思います。


暗闇の中でダンスの練習をしていくうちに、だんだんとその光は強くなっていき・・・


ついに視界が開け、場面が明るく白っぽい背景に変わります。



夢が近づいたという描写だね


暗いシーンはメンバーの表情も切なくつらそうな演技をしていたので、夢が遠い絶望感を黒という色で表していたことがわかりますね。
考察③パズルのピースは「ラスピ」を表す


途中でRUIさんが手にするパズルのピースを発見しましたか?
まぎれもなく2025年のBMSGオーディション「THE LAST PIECE」を象徴するアイテムです。



黄緑色なのも最高にエモい!
「THE LAST PIECE」のテーマ色は黄緑と黒でしたね。
STARGLOWの結成は「THE LAST PIECE」があってこそ。
このように遊び心ある「ラスピ」を感じられる演出があるのは、ファンとしても嬉しいですね。
考察④無重力感でタイトルの「月」を意識


MVの途中でメンバーたちが宙に浮いているような描写がありました。
これは、タイトル「Moonchaser」通り「月っぽさ」を演出。


ふわふわしていて気持ちよさそうです。
「Moonchaser」は「月」を「夢」に例えて大きな夢を追うことを歌った曲ですが、ちゃんとMVでは本来の意味である「月」を意識して作られているのですね。
考察⑤OCHRESは劇中の架空のグループ


さて、ここで最初のRUIさんのチラシの考察に戻りたいと思います。



OCHRES(オーカーズ)だったっけ?


Ochre(オーク)には、黄土色という意味があります。
黄土色と言っても、種類によっては黄色から深いオレンジ、茶色や赤褐色まで幅広い色調を指すんだそうです。
MVでもオーク色の衣装を着てパフォーマンスをしているシーンがありました。
この茶色っぽい衣装を着ている5人が、最初チラシで出てきた「OCHRES」だと思います。



STARGLOWじゃないの?
「OCHRES」はMVの中の架空のグループ名だと思います。
「Moonchaser」のMVのストーリーは、RUIさんがこの「OCHRES」に憧れているという設定だと考察しました。


よく見ているとたまに映像が粗くなったり、おぼろげになりますよね。
これは、現実の世界ではないことを表しています。


曲の終盤で映像が鮮明になり、RUIさんが目覚めたような描写が入ります。


そして目覚めた後に手に持っているチラシを見ると、そこには正真正銘「STARGLOW」の5人が写っています。



こっちが現実世界っていう設定だね
憧れていた「OCHRES」にはなれなかったけど、「STARGLOW」としてドームツアーを目指すというストーリー性が見えてきます。


夢から覚めた後の5人の衣装は、輝くような白。
これからの活躍に期待が高まるMVになっていましたね。
もう一度「Moonchaser」のMVの考察のポイントをおさらいしておきましょう。
- メンバーたちのバックグラウンドを象徴
- 暗いシーンは夢からまだ遠いことを示す
- パズルのピースは「ラスピ」を表す
- 無重力感でタイトルの「月」を意識
- RUIのもっていたチラシが変化は夢へ近づいた証
シンプルな白と黒を基調としたMVの中に、ストーリー性まで詰め込まれてあるオシャレな作品となっていました。


STARGLOWのプロフィール
STARGLOW(スターグロウ)
- 2025年BMSGオーディション「THE LAST PIECE」から誕生
- メンバー
- RUI(ルイ)
- TAIKI(タイキ)
- KANON(カノン)
- GOICHI(ゴイチ)
- ADAM(アダム)




まとめ
今回は、STARGLOWの楽曲「Moonchaser」のMVについて、どんな意味が込められているのか考察してみました。
- メンバーたちのバックグラウンドを象徴
- 暗いシーンは夢からまだ遠いことを示す
- パズルのピースは「ラスピ」を表す
- 無重力感でタイトルの「月」を意識
- OCHRESは劇中の架空のグループ
メンバーたちの過去やそれぞれの努力が一目で見て分かるように可視化されている素晴らしいMVでしたね。
ストーリー性があるので、考察を読んだ後も何度も見返して楽しんでもらえると嬉しいです。

