フィギュアスケート界で世界トップレベルの実力を誇る“りくりゅうペア”。
その強さの裏には、それぞれが歩んできた「元パートナーとの経験」が大きく関係しています。
実は2人とも、現在のペアに至るまでに複数のパートナーと組み、試行錯誤を重ねてきました。
この記事では、
- 三浦璃来選手と木原龍一選手の歴代パートナーについて
- それぞれのペア成績や解消理由
- 世界トップレベルと言われるまで強くなった背景
について分かりやすく解説します。
りくりゅうペアの歴代パートナー【早見表】
りくりゅうペアの歴代パートナーの早見表を用意しました↓
| 選手 | 元パートナー | 活動期間 |
|---|---|---|
| 三浦璃来 | 市橋翔哉 (いちはし しょうや) | 2015年- 2019年7月 |
| 木原龍一 | 高橋成美 (たかはし なるみ) | 2013年1月- 2015年3月 |
| 須崎海羽 (すざき みう) | 2015年6月- 2019年4月 |
三浦璃来選手はこれまで1人、木原龍一選手はこれまで2人の元パートナーがいたのですね。
りくりゅうペアの歴代パートナーについて、もっと詳しく見ていきましょう。
三浦璃来の元パートナーは市橋翔哉
2015年にペアを結成し、2019年7月に解消。
2人は「りくしょうペア」と呼ばれ親しまれていたようですね。
それでは市橋翔哉選手について詳しく見ていきましょう。
市橋翔哉(2015年-2019年7月)

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 市橋 翔哉 (いちはし しょうや) |
| 生年月日 | 1997年11月5日 |
| 出身地 | 広島県 |
| 学歴 | 関西大学 |
| 活動期間 | 2007年-2023年 |
| 元パートナー | 三浦璃来(2015年-2019年) 柚木心結(2021年-2023年) |
市橋翔哉選手がスケートを始めたのは小学2年生の頃だそうです。
小学3年生からはシングル選手として活動。
中学1年生のときに日本の強化選手に選ばれました。
ペアとしても活動しますが、2023年に競技スケートからは引退。
ペア結成のきっかけ
市橋翔哉選手は、元々シングルの選手として活動していました。
2010年に全日本ノービス選手権で4位になったことで、日本スケート連盟強化選手に選ばれましたが、2011年の夏に足首を骨折。
その後3度も骨折を繰り返しました。

怪我で挫折しかけたんだね
そんな時、元フィギュアスケート・男子シングルの本田武史選手にペアでへの転向を勧められたそうです。
右端が本田武史選手↓


こうして市橋翔哉選手は、2015年高校1年生の時にペアスケーティングのトライアルに参加。
同じ拠点で活動していたシングル選手の三浦璃来選手とペアを組むことになったのです。



お互いシングル選手同士だったんだね
三浦璃来×市橋翔哉ペアの成績
りくしょうペア(三浦璃来×市橋翔哉ペア)の成績を分かりやすく表にまとめました↓
※赤字は国内の大会です。
| 年度 | 大会名 | 成績 |
|---|---|---|
| 2015年度 | ババリアンオープン(ジュニア) 全日本ジュニア選手権 | 7位 1位 |
| 2016年度 | 世界Jr.選手権 メンタートルン杯(ジュニア) 全日本ジュニア選手権 | 13位 1位 1位 |
| 2017年度 | 四大陸選手権 CSゴールデンスピン 世界Jr.選手権 JGPバルティック杯 JGPリガ 全日本ジュニア選手権 | 10位 6位 10位 10位 10位 1位 |
| 2018年度 | 世界Jr.選手権 JGPリッチモンド JGPオーストリア杯 全日本選手権 | 14位 4位 7位 棄権(三浦負傷) |
| 2019年度 | CSネーベルホルン杯 | 10位 |
全体的にみると、国内の大会では優勝できても、世界に通用するレベルではない印象ですね。
次は木原龍一選手の元パートナーについて見ていきましょう。
木原龍一の元パートナーは2人!


元パートナーは2人いたようです。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
①高橋成美(2013年1月-2015年3月)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 高橋 成美 (たかはし なるみ) |
| 生年月日 | 1992年1月15日 |
| 出身地 | 千葉県 |
| 学歴 | 渋谷教育学園幕張高等学校 慶應義塾大学総合政策学部 |
| 活動期間 | 1996年-2018年 |
| 元パートナー | 高瑀 山田孔明 マーヴィン・トラン 木原龍一 アレクサンドル・ザボエフ 柴田嶺 |
スケート歴
高橋成美さんがスケートを始めたのは3歳のときだったそうです。



お姉さんに憧れて始めたのがきっかけ!
8歳の頃にはアクセルを除く5種類の3回転ジャンプができたんだとか。
12歳までシングル選手として活動しますが、その後ペアに転向。
その後ペアを変えながら活動し、2018年3月に現役を引退しました。
引退後はアイスホッケーをしたり、タレントやフィギュアスケートのペアの解説者としても活躍。
2021年には日本オリンピック委員会(JOC)の理事に選出されました。
マルチリンガル!
高橋成美さんは、なんと8つの言語が話せます!



そんなに!?
話せる言語は以下の通り↓
- 日本語
- 英語
- 中国語
- フランス語
- ロシア語
- 韓国語
- スペイン語
- イタリア語
子どもの頃両親の都合で中国に暮らしていたことから中国語を習得。
中国在留時代にインターナショナルスクールに通っていたため英語も同時に話せるようになったそうです。
過去のパートナーであるマーヴィン・トランさんがフランス人だったためフランス語も習得。
大学ではロシア語を専攻し、その後もほかの国の言語を学んできました。
実際に多言語を同時に理解している動画もあります↓
警察官一日体験中に、いろんな国の人たちと協力してドッキリを仕掛けたようですね。
見事に言語を使い分けて場を収束させているのがかっこよすぎます!
ペア結成のきっかけ
高橋成美選手と木原龍一選手のペア結成は、日本スケート連盟によって決められたそうです。
木原龍一選手にとっては高橋成美選手がはじめてのペア。
経験も実績もなく、お互いの相性なども考えられないままペア結成に至ったのではないかと考えられます。
高橋成美×木原龍一ペアの成績
高橋成美×木原龍一ペアの成績を分かりやすく表にまとめました↓
※赤字は国内の大会です。
| 年度 | 大会名 | 成績 |
|---|---|---|
| 2013年度 | 冬季オリンピック 冬季オリンピック(団体) 世界選手権 全日本選手権 GP NHK杯 GPロステレコム杯 CSネーベルホルン杯 ロンバルディア杯 | 18位 5位 17位 1位 8位 8位 11位 7位 |
| 2014年度 | 世界選手権 四大陸選手権 全日本選手権 GP NHK杯 GPロステレコム杯 CSオータムクラシック CSネーベルホルン杯 | 19位 10位 1位 7位 7位 9位 7位 |
こちらも日本の大会では優勝ですが、世界大会では思うような成績を残せていないですね。
当時の日本のペア競技は、シングルで結果が出なかった選手が行きつくようなイメージの場所だったのかもしれません。
2人目も見ていきましょう。
②須崎海羽(2015年6月-2019年4月)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 須﨑 海羽 (すざき みう) |
| 生年月日 | 1999年12月15日 |
| 出身地 | 愛知県名古屋市 |
| 学歴 | 明豊中学校 中京大学附属中京高等学校 中京大学 |
| 活動期間 | 2004年~2019年 |
| 元パートナー | 木原龍一 |
ペア結成のきっかけ
須﨑海羽さんと木原龍一選手のペア結成のきっかけについては、詳しい情報はみつかりませんでした。
須﨑海羽さんはペア結成までは元々シングルの選手として活動してきました。
一方木原龍一選手は高橋成美さんとのペア活動で、思ったような成績を残せずペアを解消したところだったようです。
お互いが上手くいかなくて新しいスタートを切りたいと思ったタイミングでのペア結成だったのかもしれませんね。
須崎海羽×木原龍一ペアの成績
須崎海羽×木原龍一ペアの成績を簡単に表にまとめてみました↓
※赤字は国内の大会です。
| 年度 | 大会名 | 成績 |
|---|---|---|
| 2015年度 | 全日本選手権 | 3位 |
| 2016年度 | 四大陸選手権 全日本選手権 アジアフィギュア杯 | 13位 2位 3位 |
| 2017年度 | 冬季オリンピック 冬季オリンピック(団体) 世界選手権 四大陸選手権 全日本選手権 GP NHK杯 アジアフィギュア杯 | 21位 5位 24位 8位 1位 8位 2位 |
| 2018年度 | 世界選手権 四大陸選手権 全日本選手権 GP ヘルシンキ GP NHK杯 CS フィンランディア杯 | 棄権 棄権 1位 8位 8位 10位 |
須崎海羽×木原龍一ペアに関しても、国内の大会では上位ですが、国際的な大会では入賞ならず。
オリンピックもファイナルへは出場できませんでした。
2018年には木原龍一選手が脳震盪のため棄権。
大きな大会への出場機会を逃してしまっていたのですね。
歴代パートナーとのペア解消理由は何?
三浦璃来 × 市橋翔哉はステップアップのために解消





不仲とかじゃなさそう!
三浦璃来選手と市橋翔哉選手は、国内の同じ活動拠点で練習をしていたことで知られています。
ジュニア時代にペアを組み、国内大会を中心に活動していました。
しかし、世界で戦うレベルを目指す中で2人の間で様々な課題が見つかります。
具体的には以下の通り↓
- 練習環境の見直し
- 高い技術の必要性
- 海外拠点への移行
ペア競技では「成長スピード」や「目指す方向」が少しでもズレると、解消につながることは珍しくありません。
三浦選手にとっては、市橋翔哉さんとのペア解消は次のステージへ進むための前向きな決断だったと考えられます。
高橋成美×木原龍一は成績不振と方向性の違いで解消


高橋成美選手と木原龍一選手は、日本を代表するペアとして国際大会にも出場していました。



それだけ期待も大きかったよ
しかし、世間からの大きな期待に応えることはできませんでした。
- 期待されていたほどの結果が出なかった
- 世界トップとの差が課題になった
- 今後の強化方針の違い
このような壁が立ちはだかり、ペア解消に至ったと言われているようですね。
高橋成美さんは実績のあるトップスケーター。
木原龍一選手にとって、そんな高橋成美さんとペアを組んで活動した時期は大きな経験を積んだ期間でもあります。



この経験が安定感やサポート力に繋がってるんだね
須崎海羽 × 木原龍一はさらなる挑戦のため解消


須崎海羽選手と木原龍一選手は、長期間にわたってペアを組み、様々な大きな大会に出場してきました。



将来を期待されていたよ
しかし、長い時間をかけて実績を積んできたにもかかわらず、怪我で世界大会を棄権してしまったりとチャンスを逃すことに。
そこで改めて2人の未来を考えたようです。
- 世界トップを狙うにはさらなる変化が必要
- 技術・相性の面で新たな可能性を模索
- それぞれのキャリアを見据えた判断
などの理由から、ペア解消を選択。
この解消後に木原選手が三浦璃来選手とペアを組んだことで、一気に世界トップレベルへと成長することに。
結果的にこの決断は、現在の成功につながる大きな転機となりました。
りくりゅうペアが強い理由
りくりゅうペアがここまで世界で結果を残している理由は、それぞれが歩んできたペア経験と強みが見事に噛み合っている点にあります。
単に相性が良いだけでなく、過去の経験が現在の完成度の高さにつながっているのです。
りくりゅうペアが強い理由
- それぞれのペア経験が土台になっている
- 木原龍一の“支える力”が武器
- 三浦璃来の表現力と安定感
ひとつずつ解説していきますね。
理由①それぞれのペア経験が土台になっている
三浦璃来選手と木原龍一選手は、ともに過去に別のパートナーとペアを組んできた経験があります。
その中で、ペア競技特有の難しさや連携の重要性を学んできました。
ペアスケートは個人競技とは違い、タイミングや信頼関係が非常に重要。
過去にペアの経験があったからこそ、2人は短期間で高い完成度を築くことができました。
理由②木原龍一の“支える力”が武器


木原龍一選手の大きな強みは、パートナーを支える安定感の高さです。
リフトやスローなど、男性側の技術が重要になる場面でも安定した演技を見せ、ミスの少なさも際立ってますよね。



身体も大きくて安定感ある!
また、精神面でも落ち着いており、パートナーの良さを引き出す存在として高く評価されています。
理由③三浦璃来の表現力と安定感
一方の三浦璃来選手は、表現力の豊かさとミスの少ない安定した演技が魅力。
繊細で美しい滑りに加え、大舞台でも崩れないメンタルの強さを持っています。
技術と表現のバランスが良く、観客を惹きつける力もトップクラスと言えるでしょう。
このように、木原選手の「支える力」と三浦選手の「表現力・安定感」が合わさることで、互いの長所を最大限に引き出せる理想的なペアが生まれました。
過去のペア経験で培った技術と信頼関係が土台となり、現在の“りくりゅうペア”の強さにつながっています。
まさに2人は、偶然ではなく必然的に生まれた最強ペアなんですね!
りくりゅうペアのプロフィール
三浦璃来選手


| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 三浦 璃来 (みうら りく) |
| 生年月日 | 2001年12月17日 |
| 出身地 | 兵庫県宝塚市 |
| 学歴 | 宝塚小学校 御殿山中学校 向陽台高等学校 中京大学 |
| 事務所 | IMG |
| 元パートナー | 市橋翔哉 |
三浦璃来選手がスケートを始めたのは5歳の頃。
フィギュアスケートをするディズニーのアニメを見て、「私にもできる」と思ったのがきっかけだったんだとか。
その後スケートの上達に向けて
- 新体操:柔軟性
- 空手:精神力
を習っていたこともあったそうです。
当初はシングルの選手として活動していましたが、2015年の14歳頃に市橋翔哉選手とペアを結成。
2019年にペアを解消していました。
その後同年2019年7月に木原龍一選手とのペアを結成。
2022年には脱臼をし、一時的にリンクから離れた時期もありました。
2026年のミラノ・コルティナ2026冬季オリンピックで見事、フィギュアスケートのペア部門で金メダルを獲得。
木原龍一選手


| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 木原 龍一 (きはら りゅういち) |
| 生年月日 | 1992年8月22日 |
| 出身地 | 愛知県東海市 |
| 学歴 | 名和小学校 名和中学校 中京大中京高校 中京大学 |
| 事務所 | IMG |
| 元パートナー | 高橋成美 |
実は木原龍一選手は、元々個人競技の選手でしたがなかなか思うように結果が出ず、ペア競技に転向しました。
2013年21歳の頃から高橋成美さんとペアを結成し活動することになりますが、そこでも苦戦。
2015年にはペアを解消しています。
その後、2015年6月17日には須崎海羽選手とのペアを結成。
平昌オリンピックにも出場しますが、SPで21位。
ファイナル進出はできませんでした。
その後2019年4月8日にペアを解消。
28歳頃までは地元・愛知県のスケートやスイミングなどができる複合施設「邦和みなとスポーツ&カルチャー」でアルバイトをしながら新たなペアを探していたようです。
2019年の7月に三浦璃来選手とペア結成。
2023年には腰椎分離症を発症しましたが、怪我を乗り越えて2026年のミラノ・コルティナ2026冬季オリンピックで見事、フィギュアスケートのペア部門で金メダルを獲得しました。
まとめ|過去のペア活動があってこそ「りくりゅうペア」の強さがある
ここまで、りくりゅうペアの歴代パートナーや解消理由について見てきました。
改めて整理すると、
- 三浦璃来選手は市橋翔哉選手とペアを経験
- 木原龍一選手は高橋成美選手、須崎海羽選手とペアを経験
- それぞれのペア解消を経て、現在の“りくりゅうペア”が誕生
ペア競技は相性や信頼関係が非常に重要だからこそ、過去の経験が積み重なった2人は、まさに理想的な組み合わせと言えるでしょう。
今後も世界の舞台で活躍を続けるりくりゅうペアから、ますます目が離せませんね!
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