歌手のレイニさんの楽曲「Spiral feat. Yura」。
ゲストボーカル・Yuraさんを迎え、2人の美しい掛け合いが素敵ですよね。
そんな楽曲「Spiral feat. Yura」の歌詞にはどのような意味が込められているのでしょうか。
今回は、レイニさんの「Spiral feat. Yura」について、歌詞の意味や伝えたい思いを考察していきたいと思います。
レイニ「Spiral feat. Yura」はドラマ「愛の、がっこう。」の主題歌
レイニさんの「Spiral feat. Yura」は、2025年7月10日から放送されたドラマ「愛の、がっこう。」の主題歌です。
「愛の、がっこう。」は、高校教師の小川愛実(演:木村文乃)とホストのカヲル(演:ラウール)の純愛物語。
立場、性格、住む世界など、何もかも真逆なはずの2人がどうしようもなく惹かれ合ってしまいます。
そんな「愛の、がっこう。」の切ない世界観を、レイニさんはYuraさんをゲストボーカルに迎え、男女のデュエットで表現。
曲中では優しくもまっすぐなレイニさんの歌声に、Yuraさんの歌声がそっと寄り添っています。

カヲルと愛実が寄り添いあってるような歌だね
このドラマの内容をふまえて、レイニの「Spiral feat. Yura」の歌詞の意味を考察していきましょう。
レイニ「Spiral feat. Yura」の歌詞の意味を考察
タイトルに込められた意味や歌詞から感じ取ったイメージをもとに、考察してみました。
最初にタイトルから見ていきましょう。
タイトル「Spiral」(螺旋)が表すのは何?
まず、タイトルの「Spiral」(螺旋)の意味から考えてみました。
「螺旋」の意味を調べてみると、純粋な螺旋の形の意味と、螺旋が象徴する意味を発見。
螺旋(らせん)
- 巻貝のようにぐるぐるねじれ巻いているもの
- 運動、進化、循環、成長など無限の可能性を象徴する
この意味をもとに、ドラマとリンクする点を探していくと、タイトルには3つの「螺旋」の意味が込められていると考察しました。
- 愛実とカヲルそれぞれの人生
- 愛実とカヲルの感情の変化
- 幸せな未来への可能性
それでは次は、ここに歌詞の内容も合わせて考察していきましょう。
螺旋に込められた意味3つ
レイニの「Spiral feat. Yura」の歌詞には3つの「螺旋」の意味が含まれていると伝えました。
- 愛実とカヲルそれぞれの人生
- 愛実とカヲルの感情の変化
- 幸せな未来への可能性
それぞれを紐解いてみましょう。
意味①愛実とカヲルそれぞれの人生
「螺旋」は、愛実とカヲルのそれぞれの人生が絡まり合いながら一つになっていく過程を表していると思います。
何事にも真面目な愛実は、過去の恋人から裏切られたことを自分のせいだと責め、自ら命を絶ってしまおうとするくらい苦しんでいました。
また、カヲルも両親からの愛に飢え、自分をごまかしながら生きています。
全く違う家庭環境で生まれて育った2人ですが、どこか歪な暗い過去を持っていて、お互い放っておけない存在に・・・。
バラバラだった2人の人生が、様々な感情の渦の中で一つになっていく様子が描かれていると感じました。
意味②愛実とカヲルの感情の変化
「螺旋」のもう一つの意味は、愛実とカヲルの感情の変化を表しているのではないでしょうか。
愛実目線の感情の変化
愛実は厳格な父のいる家庭で育ち、教師であることからとても真面目な人物。
しかし、心はなぜか「人を騙してお金を巻き上げる」と目の敵にしているホストのカヲルに惹かれていきます。
「この人を好きになってはダメ」「教師なんだからきちんとしなくては」という気持ちと、「カヲルに触れてほしい」「近づきたい」という気持ちが葛藤して、心が揺れ動いている様子を「螺旋」に例えているのだと思います。
カヲル目線の感情の変化
また一方でカヲルは、最初は愛実を「いい金づるになる」と思って接近。
両親からの愛情を受けて育たなかったカヲルは、お金しか信じられるものがなく、内心誰も信じていなかったのです。
そんなカヲルが愛実のひたむきな真心ある姿を見て、戸惑いながらも人を愛してみようとする感情のうねりが表現されていると思います。
意味③幸せな未来への可能性
「螺旋」には形状だけではなく、象徴的な意味もあります。
それは、変化をし続けることで無限の可能性がある、いい方向へ向かっていくという意味。
教師とホストという真逆の立場の愛実とカヲルは、一緒にいようとしても様々な壁が立ちふさがります。
お互いの家族や仲間からは非難されることになり、周囲の理解が得られないまま一緒にいることを諦めてしまいそうになることも・・・。
そんな暗く先が見えないように感じるときでも、お互いの「愛おしい」という気持ちさえあれば、やがて状況は好転していくという希望が込められているのではないでしょうか。
曲調にも螺旋を表現している?
レイニの「Spiral feat. Yura」を実際聴いてみると、曲の出だしは細かく音階を刻む音が流れています。
音も低くてどこか不安げ。
しかしだんだんと揺れる音が減り、音色も明るくなってきます。
サビに入る前に手拍子が入り、一体感が生まれるような構成。
様々なマイナスの感情が、だんだんとポジティブに変わっていく様子をあらわしているのではないでしょうか。
また、三拍子なのがとても素敵で、2人の恋人が一緒に踊る「ワルツ」をイメージできますね。
歌詞と、音楽、そしてレイニさんとYuraさんの歌声すべてがドラマ「愛の、がっこう。」を繊細に表現していて、聞けば聞くほど心にしみる楽曲です。
レイニ「Spiral feat. Yura」の歌詞が伝えたいことは何?
レイニの「Spiral feat. Yura」の歌詞が伝えたいことは、誰にでも矛盾はあるし、葛藤もあるけれど、心のままに人を愛してということだと考察。
愛実とカヲルに限らず、人はそれぞれ一人ひとり全く違う過去を持ち、まったく違う人生を歩んでいきます。
分かり合えないことや、自身の気持ちの変化に戸惑うこともあるかもしれません。
そんなときには心のままに人を愛してみれば、幸せな未来が見えてくるから諦めないで、ただ愛せばいいんだよと言われているような感覚がありました。



温かい気持ちになる歌だね
アーティストのプロフィール
レイニ
- レイニ(れいに)
- 生年月日:1998.8.24
- 出身地:東京都
- 身長:180cm
- 血液型:AB型
- 職業:俳優、ミュージシャン、モデル
- 活動期間:2019年~
- 2025年1月、ソニー・ミュージックレーベルズよりメジャーデビュー
- 趣味:遠泳
- 特技:スノーボード、サッカー
- 父は歌手の徳永英明
- 事務所:トライストーン・エンタテイメント
レイニさんは、2025年1月にメジャーデビューしたミュージシャンです。
少し掠れたハスキーボイスが魅力。
音楽活動を始めるきっかけは、高校時代、アメリカ・メイン州のハイスクールのコーラスの授業で教師の勧めでトイストーリーの主題歌「君はともだち」を独唱したこと。
歌い終わった後、客席からスタンディングオベーションを受け、周囲から大きな称賛を浴びたことに感動を覚えて、ミュージシャンを目指したそうです。
アメリカ留学経験あり!
中学卒業後は単身でアメリカへ渡り、16歳から20歳の間の4年間現地で生活していたので英語が堪能。
ロックバンドの『ワンオク』(ONE OK ROCK)に憧れていて、同じように海外でも活躍できるようになるのが夢なんだとか。
実父は歌手の徳永英明さん!
実父はシンガーソングライターの徳永英明さんで、レイニさんは次男だそうです。
「レイニ」は本名らしく、徳永英明さんのデビュー曲「レイニー ブルー」が由来ではないかと囁かれています。


Yura
- Yura(ゆら)
- 生年月日:2005年8月29日
- TORA PROJECTのメンバー
- 事務所:ソニーミュージックエンターテインメント
YuraさんはソニーミュージックのTORA PROJECTのメンバー。
世界で活躍するアーティストを目指す練習生です。
TORA PROJECT(トラ・プロジェクト)
- グローバルアーティスト育成プロジェクト
- 世界を舞台に活躍できる才能を育成するのが目的
- ダンス&ボーカルクラス、俳優クラスがある
- 30名以上の男女が在籍
- 設立:2021年秋
- 事務所:ソニーミュージック
そんなYuraさんは、今回レイニさんとのデュエット曲に大抜擢されることに。
その透き通った美しい歌声と、楽曲の持つ意味を伝える高い表現力が魅力です。
今後の活躍も期待できますね!
まとめ
今回は、レイニさんの「Spiral feat. Yura」について、歌詞の意味や伝えたい思いを考察してきました。
Spiral(螺旋)に込められた意味
- 愛実とカヲルそれぞれの人生
- 愛実とカヲルの感情の変化
- 幸せな未来への可能性
心のままに人を愛しすれば、幸せな未来が待っていることを伝えたいと考察。
素敵な世界観の楽曲「Spiral feat. Yura」
ドラマを美しく彩ってくれると同時に、恋愛でへこんだ時に希望になってくれるような優しい曲でした。






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