テレ東ドラマ24『ディアマイベイビー〜私があなたを支配するまで〜』のオープニングテーマとして話題になった「すき、きらい」。
この楽曲はファントムシータ初となるドラマタイアップになります。サーカス風の独特な世界観を詰め込んだ音楽を発信するチャラン・ポ・ランタンの小春さんが、このドラマのために作詞作曲をし、書き下ろしました。
この記事では「すき、きらい」の歌詞に込められた意味やドラマの世界観とリンクしているところを徹底的に解説していきたいと思います。
「すき、きらい」歌詞に込められた意味
「すき、きらい、すき……」と花占いをする少女を彷彿とさせる歌詞ですが、花びらの代わりに血の滴が落ちる、狂愛に満ちた世界観が表現されています。
深い愛を表現すると同時に、「死ぬ」や「離れられない」といったネガティブな言葉を並べる事で、愛憎は表裏一体であること、そしてそれらが一瞬でひっくり返ってしまうことを意味しています。
また、「あなたと同じ気持ち」と相手の気持ちを自分の想像した通りに一方的に言ってしまうことに、自分勝手さとどこか恐ろしい狂気のようなものを感じます。
「すき、きらい」は『ディアマイベイビー』のOP
ドラマとの関連に着目
恵子視点での拓人に対する感情を歌い上げていると感じられました。
サビでは同じフレーズを何度も繰り返す事で、フレーズとメロディが頭に残りやすく、ドラマの中で拓人が主人公・恵子に洗脳されていく様子を表していると思います。

「すき、きらい」に対する視聴者の声
ドラマ『ディアマイベイビー』のトレーラー動画でしかまだ視聴できないため、感想の投稿は少なめでした。
反応が見られ次第追記していきたいと思います。
5人組アイドル「ファントムシータ」
歌手のAdoがプロディースしたレトロホラーをコンセプトに活動する5人組アイドル。
メンバーはもな、美雨、凛花、灯翠、百花。
2024年の6月に「おともだち」でデビューしました。
ファントムシータを漢字表記すると「怪忌蝶」です。
現代のアイドルを蝶とするのなら、ファントムシータはそんなアイドル業界にとっては異端な存在である蛾。
怖いとわかっていても手を伸ばしたくなるような、恐ろしくて、美しいアイドルになってほしいと言うような願いが込められています。
歌とアコーディオンの姉妹ユニット
「チャラン・ポ・ランタン」

妹のもも(唄)と、姉の小春(アコーディオン)による姉妹ユニット。
大道芸人の姉とただの高校生だった妹2人で2009年に結成、活動開始。
2014年にエイベックスよりメジャーデビューを果たしました。
バルカン音楽、シャンソンなどをベースに、あらゆるジャンルの音楽を取り入れた無国籍のサウンドや、サーカス風の独特な世界観で日本のみならず世界でも活動しています。
チャラン・ポ・ランタンとしての活動の他、映画やドラマ、舞台への楽曲提供や演技、声優、イラストなど活動の範囲は多岐に渡ります。
今回の楽曲提供はファントムシータのデビューシングル「おともだち」以来となります。
小春の持つ独特な世界観の音楽と、ファントムシータのコンセプト・レトロホラーとの相性はバッチリ。
「すき、きらい」は二つの異彩を放つアーティストが表現する、狂った愛憎の世界を楽しめる楽曲となっています。
まとめ:「すき、きらい」愛憎と狂気がテーマ
レトロホラーな5人組アイドル「ファントムシータ」の『すき、きらい』は愛憎と狂気に満ちた世界観が広がる楽曲となっています。
相手のことが好きな気持ち、愛していることを健気に伝えるも、それが叶わなかった時にどうなってしまうのか予想がつかない恐ろしさが感じられる歌詞になっています。
徐々に狂気をはらんでいく主人公に恐ろしさを感じる物語の展開で、視聴者の気持ちにさらに臨場感を与えてくれる楽曲になっていると思います。
ファントムシータ『すき、きらい』は2025年4月リリース
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
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