ドラマ「愛の、がっこう。」の愛実の父親がモラハラっぽくてキモいと話題になっていました。
一見、一人娘を溺愛する父と母に囲まれて幸せそうな愛実の家族。
しかし、愛実の父親のモラハラ気質なところが、愛実の人生に大きな影響を与えているのではないでしょうか。
今回は、ドラマ「愛の、がっこう。」の愛実の父親のモラハラエピソードや、モラハラが家族に与えている影響について考察してみました。
愛実の父親がモラハラでキモい!
ドラマ「愛の、がっこう。」で愛実(演:木村文乃さん)の父親のモラハラがキモいとSNSで話題に。
たくさんの声が寄せられていましたが、その中の一部を紹介します。
作中では、酒向芳さんが愛実のモラハラな父親をリアルに演じています。
目や言葉、そして仕草の一つ一つに高圧的な態度が表現されていて不快感マックスでしたね!
具体的にどのような演技にモラハラ要素を感じられたのか、詳しく見ていきましょう。
愛実の父親のモラハラエピソード
ドラマ「愛の、がっこう。」での愛実の父親のモラハラエピソードを紹介したいと思います。
- 妻をにらみつける目が怖い
- 娘の大切なものを大切にしない
- 妻を見下した発言
- 娘を何もできないと見下す
- 娘を所有物のように扱う
一つずつ見ていきましょう。
①妻をにらみつける目が怖い
愛実の父親にモラハラを感じた最初のエピソードは、妻をにらみつけている目が怖かったということです。

第1話でボトルシップを作っている愛実の父親。

愛実の母親が空のになったお茶のお代わりをと思ってお茶のグラスを置いたとき、その振動で愛実の父親は作業をミスしてしまいます。

ああっ!くそ。



ごめんなさい・・・。
イライラしたような声で言った後に、愛実の母親を責めるようににらみつけます。
愛実の母も、ものすごく申し訳なさそうに謝っていて、腰が低すぎるところに違和感を感じた人もいたのではないでしょうか。





この顔!!この目!怖かった!
高圧的なモラハラの特徴がよく表現されていたと思います。
②娘の大切なものを大切にしない
愛実の父親の2つ目のモラハラエピソードは、娘である愛実の大切なものを大切にしなかったこと。


愛実の自室には、たくさんぬいぐるみが置いてあり、本当に生きているかのように大切に扱っていました。
ぬいぐるみを落としてしまったときも、



ごめんごめん!
と丁寧に抱え上げて、椅子に座らせているシーンがありましたね。


しかしその直後、部屋に入ってきた愛実の父親は、愛実の大切にしているぬいぐるみの上に腰を下ろし、潰していました。
これは、愛実の父親が、娘の大切なものを理解しようとしないことを示しています。
他人の気持ちを理解しようとしない、自分軸でしか考えないモラハラらしい気質をとても細かく表現しているすばらしい演技だと思いました。
③妻を見下した発言
愛実の父親にモラハラを感じたエピソードの3つ目は、常に妻を見下しているような発言をしているところです。
第1話:妻を「お前」呼び


第1話では、愛実の母が愛実の様子がおかしいことに気づき、様子を見に行こうとしますが、



やっぱり、お前じゃ駄目だ。
と言って愛実の部屋に向かったのは愛実の父親でした。



”お前”って呼び方がなんか嫌!
第2話:妻の話を聞かない








また、第2話で愛実の父親が、愛実の婚約者に愛実の良いところを語るシーン。
褒められて恥ずかしがる愛実に寄り添う愛実の母親の言葉に、必要以上に苛立ち、叱責する姿が見られました。



愛実はホントにいい子なんだ



親が言わないで



恥ずかしいわよね



何が恥ずかしい!
適当に相槌を打つな!
このときの妻を見る目も、見下したような冷酷な目で怖かったですよね。


また、このシーンでは愛実の母親の育児を全否定するような発言もありました。



母親が過保護に育てた・・・



愛実のお母さんがかわいそうになってきたよ
第3話:他人の前でも妻下げ発言
第3話で愛実の婚約者・川原洋二(演:中島歩さん)を家に招き食事会をするシーン。


愛実が国語教師であることから、川原の母が話を広げようと「息子は国語は苦手だけど数学は得意だった」という話をしました。
それを受けて愛実の母も、



愛実は数学がダメだったんです
補いあって、いいカップルになれそうですね・・・



さて、おい。
すごく素敵な話をしようとしたのですが、愛実の母が話し終えるより先に、愛実の父がすぐに遮って違う話題に持っていってしまいました。
さらにその後、愛実の父が川原に対して失礼な言い方をし、場の空気が悪くなったときには愛実の母がすぐフォローしようとしますが・・・





すみません、主人、冗談が下手で・・・



冗談なんか言ってない



また遮った!
愛実の母がしゃべると絶対横から出てきますよね。
極めつけは、先ほども説明した「妻を見下す発言」まで!





世間を知らないお前が口をはさむな!
ここで愛実の母は席から離脱し、またミントを吸いにいっていましたね。







ん?ミントお湯に入れてない?
第2話ではミントの葉をむさぼるように食べていましたが、第3話ではポットの中にミントの葉を入れていたようですね。
この愛実の母の病的な描写が、今後どのように絡んでくるのか目が離せません。
第4話:娘の婚約者の前でも容赦なし


第4話でも、愛実の父親の妻下げ発言を発見。
愛実の母親は、いつも家族の雰囲気が悪くならないようにフォローに回っていますね。



父親が「お前」呼びで偉そうにしててムカつく!


さらには、愛実の婚約者の川原にもモラハラ思想を押し付けようとしていました。



妻になる女に遠慮することはないぞ
愛実の父親が、自分の妻を見下していることがよくわかるセリフでしたね。
④娘を何もできないと見下す
愛実の父親にモラハラを感じたエピソードの4つ目は、妻だけでなく娘まで自分がいないと何もできないと見下しているところです。
主人公・愛実は、両親に過保護なくらい守られていることを自覚し、第7話でついに実家を出ることを決意。
しかし、いよいよ家を出ようとする愛実の前に父が立ちふさがります。





お前は何もできない
行かせるわけにはいかない
そう言って部屋のドアにつっかえ棒をして、愛実を閉じ込めてしまう様子は常軌を逸していましたね。



こんなお父さん嫌だ~
愛実の父は、ドアの前で今までの愛実の人生を裏で操作してきたことを暴露。
- 出版社に就職できるよう出版社の常務に頼む
- 希望の部署になるのも常務のコネクションだった
- 学校の教師になるときにも父が学長に挨拶
と、ことごとく過保護なまでに愛実の人生を先回りしていたのですね。
一見娘を想う親心のようにも見えますが、
「愛実が何もできない」
という見下している考えがあるからこそ、レールを敷いてしまうのでしょう。



子供からしたら余計なお世話だよ!恥ずかしい!
⑤娘を所有物のように扱う
愛実の父親にモラハラを感じたエピソードの5つ目は、娘を自分の所有物のように扱っているところです。


愛実の父は、愛実のいないところで婚約者の川原に会い、愛実との結婚を急かします。
愛実は何度も結婚を待ってほしいと頼んでいたのに、その意思を無視するような振る舞い。



子供は親の所有物じゃない!勝手に決めないで!
一方婚約者の川原は、愛実の気持ちを尊重しようとする意志がある様子。



まだ(愛実さんの)気持ちを確かめきれなくて・・・



そんなことでどうする!!
実はこの時、愛実の父は自身の会社で部下にパワハラで訴えられている最中で、解雇されるかもしれないというピンチな状況でした。
自分が会社を追い出される前に何としてでも愛実との披露宴を終えて、自分のプライドを守りたかったのだと思われます。



親戚にも合わせる顔がなくなるもんね
以上が愛実の父親のモラハラエピソードでした。
もう一度まとめておくので振り返ってみましょう。
- 妻をにらみつける目が怖い
- 娘の大切なものを大切にしない
- 妻を見下した発言
- 娘を何もできないと見下す
- 娘を所有物のように扱う
次は、このモラハラが愛実の家族にどのような影響を与えているかを見てみましょう。
愛実の父親のモラハラが家族に与える影響
愛実の父親のモラハラは、愛実の家族それぞれに大きな影響を与えています。
愛実の母と愛実、それぞれに対する影響を考察してみました。
愛実の母への影響はストレス!?
愛実の父親のモラハラは、愛実の母親に甚大なストレスを与えていると思います。
ドラマ「愛の、がっこう。」の第二話では、愛実の母親が明らかにおかしい行動をしていたことに気が付きましたか?




愛実の父親が愛実の母親を見下した発言をしている間のことです。
愛実の母親は家族が見ていないところで密かにハーブを口にほおばっていましたよね。
この植物は葉っぱの形を見るとどうやらミントのようです。
ハーブティーはストレス緩和に効く!
- 香りと成分がストレスを緩和してくれる
- ミントの効能は、リフレッシュ、リラックス、ストレス軽減
ハーブと言えばハーブティーでリラックスするイメージ。
しかし愛実の母親は、加工することなく直接葉っぱを毟って食べていました。



明らかに異常行動だよ!!
これは、愛実の母親にかなりストレスが溜まっていることの描写ではないでしょうか。
ついに愛実の母がブチギレ!


第8話ではついに愛実の母が夫に反抗!
調理器具のおたまを持って戦闘します。



いけーやれー!
個人的にスカッとしたシーンでした。
その後この夫婦がどのように関係を修復していくのか少し不安ですが・・・。



離婚した方がいいくらいヤバ物件だよこのお父さん!
愛実への影響は自己肯定感の低さ!?
一方、愛実の父親のモラハラが娘の愛実に与える影響は、愛実の自己肯定感が低くなってしまっていることだと思います。
愛実の過去の恋愛が明らかになるシーンでは、愛実の対人関係スキルの低さが目立っていましたよね。
振られた元カレに対して執着して、ストーカーになってしまうほど。
- 待ち伏せする
- プレゼントを送り付ける
- 何十回も泣きながら電話する
- 相手の家にピンポン連打






対人関係が上手くいかなかったり、特定の人に強い依存し執着することは、自己肯定感の低さが原因だと考えられます。


また、第4話では愛実が父親に逆らえず、ついいい子になってしまうという心のうちが明かされました。



言いたいことが言えない親子関係なんだね
愛実の父親の歪んだ愛情は、愛実の心に大きく影響しているようですね。
まとめ
今回は、ドラマ「愛の、がっこう。」の愛実の父親のモラハラエピソードや、モラハラが家族に与えている影響について考察してみました。
- 妻をにらみつける目が怖い
- 娘の大切なものを大切にしない
- 妻を見下した発言
- 愛実の父親のモラハラエピソードがキモい
- モラハラが愛実の母親のストレスになっている
- モラハラは愛実の自己肯定感の低さにも影響している
ドラマの中で”家族”との関係、”愛情”とはという大きなテーマが重要になってくると思います。
愛実の家庭環境も細かくチェックしていこうと思います。









