歌手のyamaさんの楽曲「us」の歌詞にはどのような意味が込められているのでしょうか。
また、歌を通してどのような思いを伝えたいのか気になります。
今回は、yamaさんの「us」について、歌詞の意味や伝えたい思いを考察していきたいと思います。
yama「us」はドラマ「誘拐の日」の主題歌
yamaさんの楽曲「us」は、2025年7月8日から放送されるドラマ「誘拐の日」の主題歌です。
「us」は、yamaさんの人気曲である「Lost」「ないの。」を手がけた作詞作曲編曲家プロデューサーの百田瑠偉さんが、ドラマ「誘拐の日」のために書き下ろした楽曲。
タイトルの「us」には“私たち”と“明日”の2つの意味が込められており、少女目線でつづられた歌詞が特徴となっている。
引用:entax
「us」は、ドラマの主要人物である記憶喪失の少女・凛の内面の感情にフォーカスして作られた曲だそうです。
少女目線でつづられた言葉を歌詞にしているということをふまえて、その歌詞の意味を考察していきましょう。
yama「us」の歌詞の意味を考察
yamaの「us」は、不遇な人生を歩んできた少女の心の叫びと、これからの未来に希望を見出し必死に手を伸ばそうとする切実な思いが込められていると考えます。
凛の心の叫び
「us」では、少女の恐怖や不安な思いをストレートに表現。
ドラマ「誘拐の日」で主人公から誘拐されて記憶喪失になってしまった凛。
記憶を失うことへの怖さや、訳も分からず追手から逃げなければいけない理不尽さを感じていることが想像できますね。
さらに、凛の過去には秘密があり、幼いころから辛い思いをしてきたんだとか・・・。
歌詞には、凛がこれまでずっと心の奥にしまい込んでいた「なぜこんな目に合わないといけないんだ」という感情や、「助けてほしい」という気持ちが表現されています。

明日への希望
「us」には、凛のネガティブな感情だけでなく、未来への希望も込められていると考察。
主人公で誘拐犯の新庄政宗は、実の娘の手術費用を工面するために妻にせっつかれて渋々誘拐を決行してしまいますが、本当は心の優しい人物。
凛に対してもつらく当たるようなことはせず、思いやりを持って接します。

凛は初めて触れる人のぬくもりに戸惑いながらも、未来への希望を見出して進んでいくような歌詞だと感じました。
yama「us」の歌詞が伝えたいことは何?
yamaさんの「us」の歌詞が伝えたいことは、辛いこと・理不尽なことがある人に対して、希望を捨てずに持ってほしいという思いではないでしょうか。
少女目線でつづられた恐怖や不安の気持ちが込められた歌詞は、聞いている私たちの感情とリンクするときがあります。
学校、職場、家庭で辛い境遇にいる人や、その理不尽さに納得いっていない人、自分の未来が見えなくて不安になっている人はこの時代たくさんいますよね。
「us」の歌詞はそんな私たちの心の叫びを代弁してくれているようです。
ただ恐怖や不安の共感を誘うだけでなく、明日へのポジティブな思いも感じられますよね。
過去にあった辛いことや心の痛みにそっと寄り添って、癒してくれるようです。

このことから、未来への希望を捨てずに、時には周りの人を頼って生きていってほしいという願いが込められていのだと思います。
そんな素敵な楽曲「us」を歌っているyamaさんはどんな歌手なのでしょうか。
次はyamaさんのプロフィールについて詳しく紹介しますね。
yamaのプロフィール
yama(やま)
- ジャンル:ポップス、ボカロ
- 職業:音楽家
- 活動期間:2018年~
- ロックバンドBINのメンバーとしても活動
- 別名:山上
- 担当:ボーカル
- レーベル:MASTERSIX FOUNDATION
yamaさんは、年齢、出身地、素顔など非公開のミステリアスな歌手です。

青いショートカットと仮面姿が印象的だよね
しかし、生年月日については調べてみると、1996年7月3日説と、1996年8月19日説の二つの説が浮上。
さらに深堀りしてみると、yamaさんのX(旧Twitter)では「誕生日おめでとう」とファンからのツイートが8月19日にあり、yamaさんも「ありがとう」とリプライしていたのを発見しました。
このことからyamaさんの生年月日は1996年8月19日説が濃厚ですね。
素性を明かさない理由は「自分に自信がない」という容姿に対する自信のなさの他に、「自分自身の素性で作品の邪魔をしたくない」という純粋に作品を評価してほしいという思いからだそうです。
yamaは歌い手から歌手デビュー!?
yamaさんは、中学生の時から自宅でボーカロイド曲の”歌ってみた”動画の制作を開始。
2018年3月に初めてYoutubeに動画を投稿し、歌い手として活動し始めます。
2019年には3人組ロックバンド・BIN(ビン)を結成しました。



山上がyamaさんだね
2020年10月21日にデジタルシングル「真っ白」でメジャーデビュー。
「真っ白」は、AbemaTVのドラマ『恋愛ドラマな恋がしたい~Kiss On The Bed~』の主題歌に使用されました。
2020年1月13日にこの曲でYouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」に、目元を覆う仮面をつけたまま出演したところ、”素顔を見せないミステリアスな歌手”と話題に。
以後公の場には青髪と仮面姿で出演するようになったそうです。
2022年からは自身初の作詞・作曲にも挑戦。
yamaのパフォーマンスがヤバい!
yamaさんは歌唱力や表現力が高く、独特な世界観で圧倒的なパフォーマンスをします。
唯一無二の透明感のある歌声や、中性的なキャラクターが魅力的ですよね。
ライブでは照明の角度や色合いも素敵だという声が多く、yamaさんが音楽を通して表現したい世界観に一躍買っている様子。
まとめ
今回は、yamaさんの楽曲「us」について、歌詞の意味や、伝えたいことを考察してみました。
「us」に込められた意味
- 辛い境遇に対する恐怖や不安の感情
- 人の温かさに触れて未来を信じる心
- 希望を捨てずにもっていてほしい
yamaさんの柔らかい歌声ともマッチしています。
ドラマ「誘拐の日」の世界観に浸りながらも、自分自身を見つめ直すきっかけになりそうな楽曲ですね。
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